以前書き飛ばした『たまには子育てについて語ってみる。』。
意外に継続的にPVをもらっているので、もう一度同じ問題について考えてみようと思う。
今回このネタに再度チャレンジするキッカケになったのは、またしても切込隊長のエントリーだったりする。タイトル見て冗談かと思って読みはじめたら、鋭く核心を突いていたので正直驚いた。
切込隊長BLOG(ブログ) - 少子化問題の解決のためにはヤンキー文化の保護育成が必要
…少子化問題とはジェンダーの議論やシングルマザーなどへの手厚い保証だけでなく、出産というリスクの高い行為そのものに後先考えずに容赦なく立ち向かう属性を奨励するほうが近道であると考えられるのである。…
「ヤンキー文化」とかいって括るから、はぁ?と思いがちだけど、まさにそのとおりなのだ。とにかく出生率を上げるためには、この「後先考えずに容赦なく立ち向かう属性を奨励する」という文化というか共通認識は不可欠だ。もっとハッキリ書いてしまうと、ティーンのうちにさっさと子どもを生んで、25歳までに子育てを一段落させるライフスタイルを、真剣に、しかもものすごい勢いで推奨したい。
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ここで隊長のエントリーからちょっと離れて、現状の子育て支援を前提にして、どうしたら出産しやすい状況を作ることができるかものすごく真剣に考えた結論を書いてみる。
基本的な現状認識は以前書いたエントリーにすべてある。ありがたいことに、その内容はアルファなR30タンにすっきりまとめていただいたので、そちらを参照してもらうとして。
少子化問題てのは女性のキャリアと切り離して考えることは不可能なのだが、そもそもなぜキャリア問題と出産を結びつけて考えなければならないか、という根本的な命題に切込む必要がある。そもそも出産年齢がキャリアの重要な時期と重なるから問題になるわけで、それと出産がかさならなければそれほど大きな問題にはならないはずなのだ。
実は、出産を先延ばしにすることはデメリットしか生まない。出産てのは非常に重い負荷が母体にかかるわけで、出産年齢が上がるほど出産のダメージから回復するのが遅れる。つまり、仕事に復帰しにくくなる。そもそもマル高に近づくほど妊娠障害あるいは出産リスクも高くなるわけで、不安の少ないマタニティー・ライフを過ごしたければカラダが若いうちに妊娠してしまうほうがいい。さらに、マル高で出産するということは子育てと父母の介護の時期が重なる可能性が高まるうえ、自分がリタイアする時期と子どもが進学する時期が重なるという最悪の事態を迎えるリスクが高まる。(さらにオマケ。若いうちに生んだ子どものほうが元気に育つ確率が高いような感覚がある。まぁ、これについてはデータは見てないので、あくまでも印象レベルの話だけど。)
まぁ、出産をあきらめてしまえばこれらのリスクの多くはまるごとスルーできる。実に安直な選択だが。しかし、現実的な選択ではあって、実際多くの人がこの楽チンな選択をする。そのおかげで少子化問題は現在でもドライブがかかり続けております、と。
そんな現状を踏まつつ、あえて考えてみたい問題がある。なぜ若年で妊娠・出産してはいけないのだろう。そもそも30歳代で初産を迎えるというライフスタイルのほうが間違っているのではないか、と。
一応子育てが一段落した後キャリアを再構築したいなら、現状だとそれは20歳代のものすごい前半に出産を済ませてしまわないと可能性はほとんどなくなってしまう。そうなると、大学卒業直後あるいは学生でいるうちに出産してしまう必要がある。
で、実際身近にその例に該当する人たちがいるのだが。これがいい感じに仕事と30歳代ライフをエンジョイしまくっているように見えて、正直ものすごく羨ましい。なにせ、20歳代半ばの年齢的にも精神的にもいい感じにまとまってきたところからキャリアを構築しはじめるわけで、30代前半にさしかかる頃にはノリノリで仕事ができる。確かに最初に就業するまでは多少困難があるわけだが、本人のやる気と才能がいい感じに合わさっている人たちは確実にポジションを手にしているので侮れない。マジで侮れない。なぜかというと、子ナシでキャリア組にいた女の子は、結婚を期に一定の割合で確実にリタイアする。そこで空きができるんですな、これが。そこにいい感じにハマルる。
つまり仕事上のキャリア構築だけを考えるなら、20歳代前半で妊娠・出産を済ませてしまったほうが、明らかに有利なのだ。
しかし、仕事だけが人生じゃないという真実を受け入れると事態は一変する。家計が不安定な時期の妊娠・出産・子育てが、いかに大きな不安をもたらすかは改めて指摘する必要はないだろう。また、未婚のまま子育てをするのは既婚者の想像を絶する困難が伴う。なにせ日本の制度の場合、結婚によって夫妻ユニットを形成するという前提のもとにさまざまな支援が提供されているため、未婚のまま子育てをするのは明らかに不利なのだ。しかも、世間的な雰囲気としてもそういった事態を冷静に受け止める柔軟さが欠けている。もっとハッキリ言うと肩身の狭い思いをすることが多い。特に田舎では。そんな雰囲気が暗黙のうちに醸造されているが故に、若年者の妊娠が発覚すると、最悪のケースでは親が堕胎プレッシャーをかける。
このあたりの雰囲気が変わらない限り、普通は若年出産なんて絶対に考えられない。それでも、そんな世間の空気をいい感じにブレイクしつつ世間に挑むチャレンジャーがいるとすれば……やはりヤンキーということになるのか(笑)しかしヤンキーだけに日本の将来を託すのはどうかと思うので、非ヤンキー層の人々にこそ「後先考えずに容赦なく立ち向かう属性」を持つ必要があるんじゃないのか、と私は問いたい。
しかし、ただ単にがんがれとけしかけても無理なものは無理なわけで。そこには支援者が絶対に必要になる。そこで登場するのは、結局、親だと思う。もし親が理解を示し支援するのあれば、不可能も可能になるのではないか。親にとってはいい迷惑だが。しかし日本の将来を憂うセンスがあるなら、自分の子どもたちが若年出産にチャレンジしたいと言ってきたら、それを支援する覚悟を持つべきなのではないか。
早めに結婚して、しかも離婚しないてのが理想だけど、なかなか理想通りにいかないのが現実。それを認めつつ、それでも未来に向かう勇気を持つには、周囲というか要するに親の理解と協力が不可欠だ。したがって、私たち親の意識改革というか、そういう現実に対応するぞという覚悟をもつことから始めないと、今の子どもたちがこの国で幸せな出産・子育てを迎えることは難しい…というか不可能になってしまうと思う。
そこいらあたりを含めてさらに言ってしまおう。おまいら、バツイチとか、子ども付き恋愛とか、いちいち気にすんな。ホントに相手のことが好きなら、相手の子どもまで含めて真剣に愛する器量を持て。それが容認できないとかいうメンタリティしか持てないなら、自分は21世紀の日本に生き残るにふさわしくないオールドタイプだと悟れ。
実は、うちは娘が二人。そんなわけで密かに覚悟を決めている。目の前にその困難な現実が迫ってきたら泣くかもしれない。しかし、それでもその状況を私たち親が受け入れて一緒に前を向く覚悟をしなければ、彼女たちがこの国でしあわせに生きていくのは難しいだろう。
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…なーんて考えてたら、カレカノの有馬&ゆきのんてさ、まさにこの最先端のライフスタイルを地でいってるわけじゃん。なんかイチイチ深いマンガだったなあれは。
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