§ イートレードを含むSBI傘下3証券が統合されるらしい。

CNET Japan:SBI傘下3証券統合へ ネットも対面営業も

こういうニューズをCNETで発見してしまうあたりが、なんか妙な感じ。

フヂテレビを巻き込んだホリエモン騒動のとき、なんかインチキくさいホワイトナイトとして現れたSBI。傘下の3証券(ワールド日栄フロンティア証券エース証券イー・トレード)を経営統合するらしい。

系列とは言っても別の証券会社とイー・トレードが統合されるというのは、ネット証券界隈ではそれなりのインパクトがあるような気がする。営業収益で比較すると、ネット証券だと現状では松井証券がトップだが、開設口座数で比較すればイートレードが現状のトップであり、その勢いからしてもネット証券業界をリードする企業であることに変わりはない。そのイートレードとSBI傘下の2証券が統合されると、ネット証券という枠を超えて準大手証券並の規模になるらしい。

そういえば、マネックスと日興ビーンズが合併したばかりだが、東京三菱とUFJ統合の余波で、カブ.comとMeネット証券も経営統合を検討しているらしいが、今回のSBIの決定も一連の流れを受けての決定なのだろう。

一般的にはSBIの思惑で合理化させられるということになるのかもしれないが、個人的にはイートレードの勢いが他の2証券を飲み込んだように見えてしまう。つまり、個人投資家の増加がそれなりに無視できない規模に達し、個人投資家が主に使用するネット証券のプレゼンスが無視できないほどに高まったということだと思う。ネット証券を系列に持つ中堅がいよいよ本気で勝負に出てきているな、という印象がある。

そんな状況を指してマネックス・ビーンズの松本氏がうまいこと言っていたことを思い出した。

ネット証券Blog:マネックス・ビーンズ 松本大社長兼CEO「ライバルは、銀行や通常の証券会社。ネット専業証券間の勝ち負けと比べれば、甲子園とメジャーの違い」

…ライバルはネット専業証券ではなく、銀行や通常の証券会社。ネット専業証券間の勝ち負けと比べれば、甲子園(の高校野球)とメジャーリーグぐらいの違いがある。我々はメジャーリーグで戦いたい。…これまでは機関投資家向けが中心だったが、個人向け商品を積極的に開発して、日本の金融界の中でリーディングランナーになりたい。…個人向け証券ビジネスは明らかにネット取引へ移行する流れにある。

まぁ、そういうことなのだろう。

恐らく松井証券にしてみればこの一連の流れは織り込み済みであろうし、彼らにしてみれば証券業界の業界再編は望むところでもあるだろう。ただし、他のネット証券や中小規模証券はどうするのだろう。恐らく、個人投資家はさらに大手ネット証券へ集中するだろうし、中小規模証券の従来の顧客も他のネット証券大手へ流れていくのは止められないと思う。

個人投資家が市場に与えるインパクトがどれくらいなのがか正確にわからないので単なる妄想にすぎないが、ネット証券を中心とした証券業界の再編は中小の証券各社を巻き込んだ大規模なうねりに発展するような気がする。その結果個性的な証券会社が増え、私たち個人投資家の選択肢が多様になれば面白いのだが、逆に合理化を求めるあまりサービスの低下につながるのだとしたら腹立たしく感じるだろう。

今はどちらに転ぶのかはわからないが、静かにヲチって賢く行動したいものだ。

Posted by tomo at May 12, 2005 12:01 AM | ESSAY | TrackBack |

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