§ 「オーマイニュース」の背景

佐々木俊尚の「ITジャーナル」:韓国インターネットのパワーの源泉は……

意外にも、政府首脳とのコネがインターネットのパワーの源泉になっているという話なのであった。

かなり興味深い視点。

これまで自分なりに「オーマイニュース」に関する記事を読んでみた。その時に抱いた疑問は、同じインフラがあるのに何故日本で韓国と同じような状況が生まれないのか、ということ。

最も大きな疑問は、なぜ「オーマイ〜」がそんなに面白いのだろうか、という疑問。韓国のメディアへの報道規制の実情はこれまでに何度も聞き及んでいたので、当然「オーマイ〜」にも報道規制がかかっているものと思っていたら…そうではなかったというオチ。

ちょっと長いが、引用。

佐々木俊尚の「ITジャーナル」:韓国インターネットのパワーの源泉は……

オーマイニュースは、新聞やテレビがいっさい報じなかった事件や政府の腐敗などをこと細かに報じた。たとえば金泳三・元大統領が高麗大学に講演に行った際、反発する学生から卵を投げつけられた事件。新聞では報じられず、オーマイニュースだけがこの話を唯一報道するメディアとなり、事実を知りたい国民はオーマイのウェブサイトに殺到した。またテレビの記者が、「オレを記者様と呼べ」などと暴言を吐きながら警察で暴れたという不祥事。勤務先のテレビ局が警察に何らかの圧力を加え、逆に被害者の警察官が更迭されてしまうという事態になったことが、怒った警察官によってオーマイの掲示板で暴かれた。

冒頭の引用とあわせると明確になるだろう。要するに、現在の日本ではあり得ないような状況が韓国にはあって、その状況をブレイクする突破口になったのが大統領お墨付きの「オーマイ〜」であった、と。規制している主体が解放もするという、なんとも微笑ましい状況だ。(w

この事例は、なぜ韓国ではあれほどの勢いでインターネットが普及したのか、という疑問の答えになるだろう。恐らく、メディア規制によって生まれた「情報の渇望」が韓国国民をインターネットへと向かわせる大きな原動力だったはずだ。

韓国におけるインターネットの普及は、韓国独特の社会状況こそが重要な要素であり、ブロードバンドの普及はそれをサポートする役割を果たしたにすぎないのではないだろうか。もしメディア全体に対する報道規制が緩和されるようになれば、その状況も徐々に変化するかもしれない。それでも韓国の場合は国民の多くが従来のメディアへの信頼を失っているようなので、規制緩和があっても突然状況が一変するわけではないだろうが。

このような韓国独特の社会背景を考慮せずにインフラ面でのデータだけに着目して、日本における「インターネットの普及のカギはブロードバンドだ!!」とか言ってる偉い人がいたら笑ってあげましょう。使ったことがない人に帯域のハナシをしてもわかるわけないっつーの。

…実は、勤務先にそんなエロい人がいたりするのだが。_| ̄|○

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参考:ネットは新聞を殺すのかblog:ライブドアが目指す?韓国オーマイニュース

Posted by tomo at November 23, 2004 3:48 PM | ESSAY | TrackBack |

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