§ W3Cドキュメントのステータス

W3C: Architecture of the World Wide Web, First Edition

久しぶりにW3CのTRをチェックしたら、Architecture of the World Wide Web が、Proposed Recommendationsに進んでいた。

この仕様、ずばりウェブそのものの仕様書である。シロウトにむかって「ウェブとは何か」を語るのもそれなりに難しかったが、アカデミックな場所でこのテーマについて語るのはもっと難しかった。しかし、この仕様が策定されることでその問題にもある程度の指標ができる。(個人的にはまとこにありがたい。)

それはそれとして。今回のお題はW3C関連ドキュメントのステータスについての復習。

この問題に関してはココを読んでしまうと、すべて理解できる。

とりあえず、ドキュメントがたどるステータスを書くとこうなる。

Notes

Working Draft

Candidate Recommendations

Proposed Recommendations

Recommendations

過去の事例をみていくと、提案されたNotesの多くはWorking Draftまではたどり着くようだがNotes段階で消えていったものもある。「**** Recommendation」が付くくらいのステータスに入ると多くは仕様化されるようだが、ProposedまでいってWorking Draftに戻ったものもあった。

今はもう定点観測をやめたので現状を完全には把握できていない。昔は検討されている仕様そのものが少なかったので、個人レベルでも「すべて追いかける」という荒技が通用したのだが、2000年頃には物理的に不可能なレベルに達していた。もちろん、定点観測はその前にサクッと諦めていた。今は気になるNoteだけをヲチる程度。ただ、仕様書自体はいろんな事情で毎日見に行く。(ちゃんと暗記すれば見に行く必要もないのだが…)

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W3Cに関してはいろいろ思うところがあるが、ああいった仕事をやってくれる人柱は常に必要なわけで、彼らは彼らなりの仕事をつづけていくべきだし、そうあってほしい。仕様と現実が食い違ってることに憤りを感じる人もあるだろうが、その矛盾を埋めるのは私たちエンジニアの宿命だろう。それでいいと思う。

ただし「なぜその仕様が必要なのか」という根本的な理由だけは常に考え続ける必要がある。やみくもにW3Cを崇拝するのはよろしくないのではないかと。ウェブサイト開発の現場においてその仕様の採用・不採用を決める裁量は私たちにあるわけだから。

Posted by tomo at November 11, 2004 9:20 AM | ESSAY | TrackBack |

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