言いたいことはあるが、当事者じゃないので控えようと思う。
おばさんレポーターが発する質問に、うっすらと笑顔をうかべて気丈に答える女の子。しかし、レポーターが「友人の死」という重い事実を突きつけ、彼女を追いつめてゆく。
ついに女の子は泣き出してしまった。なにか張りつめていたものが壊れてしまったかのように。容赦なく続けられる質問にうなづきながら涙を流し続けた。
はじめに見せてくれていた笑顔には、いっしょうけんめい「元気をだそう」としている気持ちがにじみ出ていた。
復旧もままならない状況の中で、いっしょうけんめい考えてあの笑顔を見せてくれたのだろう。周りの人たちを心配させまいとする、あの子なりの決意のようなものが私には感じられた。
それなのに。
あのレポーターは、あの子をかろうじて支えていたであろう「かけがえのない何か」を無神経に踏みにじった。
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