波乱に満ちたEURO2004も(やっと)幕を下ろした。結果はギリシャが優勝。開催国であるポルトガルは結局準優勝。決勝まで残った開催国が負けたのははじめてのことらしい。
ま、アッズーリが敗退した時点で私的には終わってたんですが。
確かに、局面での個々の技術を見ればあきらかにポルトガルやその他の強豪国のほうがギリシャを上回っていた。しかし、89分ボールを支配されても、1分あるいはほんの30秒ほど確実にボールを繋いでゴールすれば勝ててしまうのがフットボールの面白さであり恐ろしさなのだろう。
正直なところ、ギリシャの躍進はまさに意外。完全にノーマークのチームが優勝をかっさらっていった。しかし、今回のEUROでギリシャが展開したフットボールは賞賛に値するもので、結果的に見ると大会期間中一貫して集中力を失わず泥臭くも質の高いパフォーマンスを見せたギリシャは優勝にふさわしかった。
今回、ギリシャが見せたフットボールは、技術的に劣る相手が強豪チームとどうのように戦うべきか、という一つの典型的な回答のような戦い方をしていた。要するに、典型的なカウンター・フットボールなのだが、その守備意識の高さは図抜けていたと思う。
マン・マークを基本としたちょっと古めのスタイルは正直ちょっとカッコ悪いけど、ボールのないところでもサボらずにきっちりマークにつき、抜かれてもキッチリとカバーに入るあの積極的な姿勢は、プレーがディフェンスであっても感動的にさえ見える。また、それだけ徹底的にマン・マークにつくということは、それだけ1対1の局面に自信を持っているということでもある。事実、カンピオーネ軍団であるポルトガルの選手たちも自由にプレーをさせてもらえていなかったように思う。それがきっちり効いて、あのポルトガルにパスをつながせなかった。
これは、ギリシャがもともと持っていた能力を見極めた上で、勝つために必要な要素である「ディフェンス」の意識をきっちりと構築したレーハーゲル・コーチの手柄だろう。ゲルマンのフットボールをちょっと見直した。
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なんかなぁ…ギリシャがやっていたフットボールって、私がアッズーリに期待しているものなんだよなぁ。アッズーリはとにかく守備を立て直さなくちゃいけない。そういう意味では、リッピ・コーチは適任だと思うな。
次のモンディアーリに向けて Forza Azzurri! ということで。
EURO2004は締めます。
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