参考:リアルCEO、アップルにiPodのオープン化を熱心に訴える
いつ言い出すかなぁと待っていたら、案の定Realが何事か言い始めた。
要するに、iTunes Music Storeの一人勝ちがうらやましいので分け前がほしいです、と。内容は一言で言うとそういうことらしい。
先に押さえておきたいのは、MP3は売買を目的とする音楽データ・フォーマットとしては不適格だということ。権利保護をはじめとして、まぁ、いろいろと不都合があるわけだけど、消費者というか音楽ファンにとって最も大きな問題は音質面で明らかに他のフォーマットに劣るという点。(レートを高くすればMP3でもそれなりに聴ける情報量をキープできるわけだけど、そうするとデータ量が目に見えて増えてしまって、いくらMP3であってもそんなにコンパクトなサイズにならない。)
CDのようなメディア収録のデータを買う場合、そのデータ・フォーマットなんてほとんど意識しないわけだけど、iPodのようにプレーヤそのものがメディアである場合、高級再生環境で音楽データをプレイしたい場合もある。(完全に満足できるレベルではないにせよ)その要求にある程度応えられる程度の情報量は保持してもらわないとツラいわけで、権利保護その他諸々を考慮するとiTunes Music StoreがMP3ではないデータ・フォーマットを採用したのは理解できる。
ここで問題になっているのは、バカ売れしてあっという間にデファクトになってしまったiPodがiTunes Music Store で採用したデータ・フォーマットにしか対応していない、という点。それについてRealNetworks CEOのGlaserのコメントの一つがこれ。
Glaserは、「iPodを買っても、買い物をする場所が1カ所しかない。まるで旧ソ連ではないか」という不満が顧客から出るだろうと予言した。
確かにそうかもね(ワラ
そのイケてないコメントよりもクールなのは一緒にディスカッションをやっていたHPのCTOの反応。
…HPのCTO(最高技術責任者)Shane Robisonは、常にあらゆる問題に関する話し合いが行われているとし、これを巧みにかわした。
Realにしてみれば味方だと思っていたわけだが、HPも「向こう側」の人だった、と。
AppleもHPもそんなにバカじゃないので、恐らくiTunes Music Storeで採用しているフォーマットをもう少し練り上げた段階で正式な手順でオープン・フォーマットにすると思う。ただ、そのタイミングは今じゃないことは、誰の目から見ても明らかなわけで、プレッシャーをかけたいRealの空回り具合がひと際輝く、と。
寒いなぁ…Real。
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